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2008年06月13日

大使館のお知らせ(健康情報:腸チフス、アメーバ赤痢にご注意を)

在比国日本国大使館よりのお知らせです。

以下、原文。

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在留邦人の皆様へ



大使館のお知らせ(健康情報:腸チフス、アメーバ赤痢にご注意を)



2008年06月13日

在フィリピン日本国大使館



 本年初めに、ラグナ州において腸チフス患者が急増した事例がありましたが、最近、マニラ首都圏において、在留邦人の一部の方が、腸チフスやアメーバ赤痢に感染したとする事例の報告が若干増えてきているようです。

 つきましては、雨季を迎え、これらの病気に感染する機会が増える可能性がありますので、次の諸点を参考にし、感染予防にご留意下さい。


1.腸チフス

(1)腸チフスとは

 腸チフスには、腸チフス(Typhoid Fever)とパラチフス(Paratyphoid Fever)があり、腸チフスはチフス菌(Salmonella typhi)、パラチフスはパラチフスA菌(Salmonella paratyphi-A)で食中毒菌として知られているサルモネラ菌の仲間で腸内細菌に属しています。フィリピンでは頻繁にみる疾患の一つです。(ちなみに、日本では、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(通称感染症法)にて三類感染症に指定されています。)

(2)どのように感染するのか

 いわゆる経口感染症で、チフス菌を有したネズミの排泄物に汚染された水、食品などを摂取したり、チフス患者や無症状保菌者の排泄物に汚染されたモノを摂取することにより感染します。食器などについた少量の菌で感染することもあり注意が必要です。

(3)潜伏期間と臨床症状

 7〜21日間の潜伏期間の後、階段状に上昇する発熱、バラ疹(胸腹部に淡紅色で小指の爪大の発疹を認める)、便秘などを呈します。腹痛を伴うことが多いですが、感染初期に約半数に下痢を認めるといわれます。風邪症状のない高熱では必ず可能性を考えます。

(4)診断

 上記(3)の臨床症状からの診断が容易です。また、肝機能検査(GOT、GPT)により、軽度〜中程度の上昇をみることがあります。

 第一病週(発熱時)には血液などから、第二病週以降には糞便、尿などの培養により菌が検出されます。培養検査は繰り返し行うことが大切です。

(5)腸チフスにかかったら

 治療は安静と食餌療法が大切で、抗菌剤療法として抗生物質(ニューキノロン系)が第一選択となります。近年、耐性菌が認められてきており、薬剤感受性を確認しながら治療を行うことが重要です。



2.アメーバ赤痢

(1)アメーバ赤痢とは

 アメーバ赤痢は世界各地に分布しており、約5億人が赤痢アメーバとされる原虫に感染しているとも言われ、主に、熱帯、亜熱帯地域に多く、フィリピンでも頻繁にみる疾患の一つです。(ちなみに、日本では、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(通称感染症法)にて五類感染症に指定されています。)

(2)どのように感染するのか

 いわゆる経口感染症で、赤痢アメーバ原虫の卵に相当するシスト(cyst:嚢子)に汚染された飲食物などを摂取したり、アメーバ赤痢感染患者からの直接感染もあります。また、性行為により感染することがあるとも言われます。

 感染は、シストが体内に入ることで起こります。シストは、胃を経て小腸に達し、そこで脱シストして栄養型となり増殖し、腸の内壁に潰瘍を作り、下痢を起こします。栄養型は体外に出ると死んでしまいますが、シストの状態では非常に頑丈なので、生き延びて感染を広げることになります。

(3)潜伏期間と臨床症状

 潜伏期間は一般には2〜3週間とされ、病状は大別すると次の2種類があります。

 (a)腸アメーバ症

  断続的な下痢が起こり、ガスがたまり(鼓腸)、けいれん性の腹痛が起きます。典型的なアメーバ赤痢では、イチゴゼリー状の粘血便を排泄しますが、数日〜数週間の間隔で、症状と寛解を繰り返すことが多いです。

 (b)腸外アメーバ症

  腸外アメーバ症としては、赤痢アメーバが、肝臓に膿瘍を作ることが最も多い症例で、発熱(38〜40度)、右肋骨下部の痛み、悪寒、嘔気・嘔吐、全身倦怠などを伴います。

(4)診断

 検便による診断が容易です。

(5)アメーバ赤痢にかかったら

 治療は安静と食餌療法が大切で、抗菌剤療法としてメトロニダゾールを処方します。しかしながら、メトロニダゾールは腸管吸収が速いため、腸管内の虫体を完全に滅菌できない場合があります。このため、しばしば、テトラサイクリンあるいはフラミドを併用します。また、赤痢症状が強い場合は、食物の経口摂取制限が必要です。



3.予防に心がけましょう

 腸チフスもアメーバ赤痢も、まず感染しないための予防対策が大切です。

 生水、氷、生ものの摂取は控えましょう(水道水は3分程度煮沸し、食物は加熱することが有効です)。不衛生な飲食店、屋台などでの飲食も避けるべきです。潜伏期間が長く、何が原因食であるか特定することが困難なため注意が必要です。

 また、食事の際、外出から戻った際、トイレを使用した際は、必ず石けんを使った手洗いを心がけるとともに、手拭き用タオルは共用せず、ペーパー・タオルや個人用タオルを利用するようにしましょう。



在フィリピン日本国大使館領事班
Embassy of Japan
P.O. Box No. 414 Pasay Central Post Office
Pasay City, Metro Manila, Philippines
ホームページ:http://www.ph.emb-japan.go.jp/index_japanese_version.htm

TEL:63−2−551−5710
FAX:63−2−551−5785

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と言う訳で、皆様気をつけましょう!

posted by alu at 22:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
aluさん、こんにちは!
フィリピンは、デング熱やマラリアなどなど、健康に気を使うことがたくさんあって、大変ですね。
くれぐれも気をつけてくださ〜い!
P.S. この「健康とダイエット」、しつこいね。
Posted by Kenn at 2008年06月14日 10:06
Kennさん>
ありがとうございます。
気をつけます!
「健康〜」マコレット ナマン!^^
Posted by alu at 2008年06月14日 10:29
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